書評〜篠田真由美〜
タイトル一覧3>
琥珀の色の殺人 | 祝福の楽園 | 未明の家 | 玄い女神 | 翡翠の城 | 灰色の砦 | 原罪の庭 | 美貌の帳 | 仮面の島 | センチメンタルブルー | 月蝕の窓 | 綺羅の棺 | 失楽の街 | 胡蝶の鏡 | Angels | Ave Maria | 龍の黙示録 | 東日流怪異変 | 唯一の神の御名 | 聖なる血 | 紅薔薇伝綺 | 水冥き愁いの街 | 聖女の塔 | 魔道師と邪神の街 魔都トリノ | 風信子の家 | 一角獣の繭
琥珀の色の殺人 ★★★★
初めての篠田真由美氏作品
十八世紀ヨーロッパ、礼拝堂…とまるで私のためにあるような(笑)作品。
クラシカルで品があって、大好きです。
建築物をテーマにこんなミステリが読めるとは思っていなかった当時は、衝撃的だった。
祝福の園の楽園 ★★★★
後に「建築探偵シリーズ」が出るのを予感させる本。
イタリアの別邸が舞台で、ちょっと建築物に偏りすぎかな?と思わなくもないが、後の作品の元になってると思え、楽しめる。
未明の家 ★★★★
建築探偵桜井京介シリーズの第一弾。
ストーリー的に「祝福の園の楽園」の面影がちらついてしまうのが残念と言えば残念。
しかし、建物の謎は面白かった。
玄い女神 ★★
インドがの女神の話しとは覚えているのですが、記憶薄すぎです。
過去と現在が入り交じるから、個人的にちょっと苦手だった(爆)
翡翠の城 ★★★★
名門ホテルで繰り広げられる争い。湖に沈んだ焼死体。
横溝正史にありそうな話しと思わなくもないが、作品自体は篠田真由美色があるので面白いと思う。
灰色の砦 ★★★★
大学生になる前、京介と美春が知り合ったときの話。
京介が まるで別人のようで、一体その前に何があったのか気になった。
シリーズから少しずれているけれど、この作品があるから、京介と美春の結びつきの強さがわかる。
原罪の庭 ★★★★★
蒼の過去が暴かれる作品。
京介たちに出会う前に蒼に何があったのか…。
あまりに悲惨な過去に涙がぼろぼろでました。
美貌の帳 ★★
美貌、というタイトルを見て一瞬、桜井京介かと思いましたが、違いました(笑)。
伝説の名女優の話。
読んでいる時は面白いと思ったんだけど、何だか最後には「美貌」ではなく「醜悪」に感じてしまったので、個人的には、あまり印象に残らない作品だった。
仮面の島 ★★★
イタリアの小島に住む日本人女性に絡む殺人事件。
読んでる時はそれなりに楽しかったけど、あまり後に残らない作品だった。
センチメンタルブルー ★★★★★
桜井京介シリーズの番外編。
蒼が主人公で、蒼とガールフレンドの話し。
蒼にガールフレンドなんて!と思ったのは私だけでしょうか?蒼には無垢でいて欲しい…。
でも、蒼が確実に大人になっていっているのがわかります。
月蝕の窓 ★★★
月は何を語るか、というのに惹かれたのですが、何だかどこかで読んだことがありそうな…。
ただ、読了後哀しさだけが残った。
綺羅の棺 ★★★★★
実話である、タイのシルク王失踪をモチーフにした作品。
この作品以外でも、読んだことがあるけど、作者によってこんなにも違うのかと思った。
篠田真由美版はあまりに切ない。
失楽の街 ★★★★★
桜井京介シリーズにしては、ちょっと異色かもしれないけど、きっと一番引き込まれた作品。
インターネットで爆破予告をする、といういかにも現代的なんだけど、兄弟が男の子と女の子、どちらかわからなくなる、どこかクレージーな感じが大好き。
建物とはいえ、現実の日本の古い建物なので、現実味があったのかもしれない。
最後まで休むことなく、一気に読んだ。
胡蝶の鏡 ★★★★★
昔のベトナム・ハノイが舞台の作品。
90年たって真実を暴くなんて〜、と思ったけど、引き込まれた。
あまりに悲しい結末に涙
Angels ★★★★★
桜井京介シリーズの番外編の、蒼が主役。
夏休みの学校で起きた殺人事件、というのが蒼の等身大であり、また高校生特有の甘酸っぱさがあって良かった。
Ave Maria ★★★★★
この作品も、蒼こと、薬師寺香澄が主人公の、桜井京介シリーズの番外編。
蒼のつらい過去に触れる作品で、すごく悲しかった。
龍の黙示録 ★★★★★
龍の黙示録シリーズ第一冊。
失業した柚之木透子が紹介されて住み込みで働いたところは、"龍"という名の吸血鬼の家。
透子とその過去があまりにも悲しくて、一気にこのシリーズに惹き込まれた。
東日流怪異変 ★★★★★
龍の黙示録シリーズ。
タイトルからわかる通り、日本の土着神の話。
なんだか実際にありそうな話しで、え?みたいなところがなくもなかったけれど、そこはきちんと篠田色になっていた。
ちょっと怖かったけど、荒覇吐の剣を手にする透子が格好良かった
唯一の神の御名 ★★★
正直、最初は面白いと思いませんでした(爆)
聖徳太子とキリストというのが、どうもイメージが一致しなくて…。
でも、ストーリーが進むにつれて、物語に引き込まれていきましたけど。
この後出てくる「鴉」がなんとも言えない、いい味を出しています。
聖なる血 ★★★★
ヴァティカンと古代エジプトの邪王が手を組むとはびっくりしました。
でも、この作品から、このシリーズの本随にきた気がする。
紅薔薇伝綺 ★★★
キリスト教信者ではないけれど、あまりの現実のキリスト教とかけ離れすぎて、ちょっとさめてしまった作品。
キリスト教にこだわらずに読めばいいかも?
ただ、透子などが出て来ないので、物足りないと言えば物足りない。
水冥き愁いの街 ★★★★
龍とヴァチカンの戦いが、ベネチアに移り、本格化。
2000年生きている龍と透子の、なんとも言えない純愛が可愛かった。
でも、セバスティアーノが泣けた。
聖女の塔 ★★★★
建築家探偵・桜井京介シリーズ。このシリーズもとうとう佳境を迎えました。
京介に向けられる憎悪、そして狙われる蒼。
でも、蒼の京介に対する信頼感に感動すると同時に、京介がどこにも消えないことを心から願ってしまった。
魔道師と邪神の街 魔都トリノ ★★★★★
龍とカトリックとの戦いが、ベネチアからトリノに移り激しさを増す。
前回の龍と透子の純愛に代わり、今回は若いヴァンピロ、アナスタシオとジョバンニの主従関係があまりにも透明で純愛。
ジョバンニが死んだ後のアナスタシオの凛とした様は美しいとしかいいようがない。
けれど、何だかどんどんすごい方向に話しがいっている気がするのは私だけだろうか?
風信子の家 ★★★★
桜井京介シリーズのスピンアウト版で、神代教授が主人公の短編集。
蒼がまだ子供子供していたり、神代教授の学生時代が楽しめて面白かった。
一角獣の繭 ★★★★
桜井京介シリーズ。シリーズも佳境に入ってきました。
前作「聖女の塔」に引き続き、催眠術がメインで、若干「ここまでうまく行く物か?」という感はありますが、面白かったです。
今回も蒼が話しの軸になっています。
そして、ラストでとうとう京介がみんなの前から消えてしまいました。
次作が気になって仕方ないです。
十八世紀ヨーロッパ、礼拝堂…とまるで私のためにあるような(笑)作品。
クラシカルで品があって、大好きです。
建築物をテーマにこんなミステリが読めるとは思っていなかった当時は、衝撃的だった。
イタリアの別邸が舞台で、ちょっと建築物に偏りすぎかな?と思わなくもないが、後の作品の元になってると思え、楽しめる。
ストーリー的に「祝福の園の楽園」の面影がちらついてしまうのが残念と言えば残念。
しかし、建物の謎は面白かった。
過去と現在が入り交じるから、個人的にちょっと苦手だった(爆)
横溝正史にありそうな話しと思わなくもないが、作品自体は篠田真由美色があるので面白いと思う。
京介が まるで別人のようで、一体その前に何があったのか気になった。
シリーズから少しずれているけれど、この作品があるから、京介と美春の結びつきの強さがわかる。
京介たちに出会う前に蒼に何があったのか…。
あまりに悲惨な過去に涙がぼろぼろでました。
伝説の名女優の話。
読んでいる時は面白いと思ったんだけど、何だか最後には「美貌」ではなく「醜悪」に感じてしまったので、個人的には、あまり印象に残らない作品だった。
読んでる時はそれなりに楽しかったけど、あまり後に残らない作品だった。
蒼が主人公で、蒼とガールフレンドの話し。
蒼にガールフレンドなんて!と思ったのは私だけでしょうか?蒼には無垢でいて欲しい…。
でも、蒼が確実に大人になっていっているのがわかります。
ただ、読了後哀しさだけが残った。
この作品以外でも、読んだことがあるけど、作者によってこんなにも違うのかと思った。
篠田真由美版はあまりに切ない。
インターネットで爆破予告をする、といういかにも現代的なんだけど、兄弟が男の子と女の子、どちらかわからなくなる、どこかクレージーな感じが大好き。
建物とはいえ、現実の日本の古い建物なので、現実味があったのかもしれない。
最後まで休むことなく、一気に読んだ。
90年たって真実を暴くなんて〜、と思ったけど、引き込まれた。
あまりに悲しい結末に涙
夏休みの学校で起きた殺人事件、というのが蒼の等身大であり、また高校生特有の甘酸っぱさがあって良かった。
蒼のつらい過去に触れる作品で、すごく悲しかった。
失業した柚之木透子が紹介されて住み込みで働いたところは、"龍"という名の吸血鬼の家。
透子とその過去があまりにも悲しくて、一気にこのシリーズに惹き込まれた。
タイトルからわかる通り、日本の土着神の話。
なんだか実際にありそうな話しで、え?みたいなところがなくもなかったけれど、そこはきちんと篠田色になっていた。
ちょっと怖かったけど、荒覇吐の剣を手にする透子が格好良かった
聖徳太子とキリストというのが、どうもイメージが一致しなくて…。
でも、ストーリーが進むにつれて、物語に引き込まれていきましたけど。
この後出てくる「鴉」がなんとも言えない、いい味を出しています。
でも、この作品から、このシリーズの本随にきた気がする。
キリスト教にこだわらずに読めばいいかも?
ただ、透子などが出て来ないので、物足りないと言えば物足りない。
2000年生きている龍と透子の、なんとも言えない純愛が可愛かった。
でも、セバスティアーノが泣けた。
京介に向けられる憎悪、そして狙われる蒼。
でも、蒼の京介に対する信頼感に感動すると同時に、京介がどこにも消えないことを心から願ってしまった。
前回の龍と透子の純愛に代わり、今回は若いヴァンピロ、アナスタシオとジョバンニの主従関係があまりにも透明で純愛。
ジョバンニが死んだ後のアナスタシオの凛とした様は美しいとしかいいようがない。
けれど、何だかどんどんすごい方向に話しがいっている気がするのは私だけだろうか?
蒼がまだ子供子供していたり、神代教授の学生時代が楽しめて面白かった。
前作「聖女の塔」に引き続き、催眠術がメインで、若干「ここまでうまく行く物か?」という感はありますが、面白かったです。
今回も蒼が話しの軸になっています。
そして、ラストでとうとう京介がみんなの前から消えてしまいました。
次作が気になって仕方ないです。
